君の想いは僕のもの。
「どうしたの、るーくん」
奏くんがこっちに寄ってきた。
「あ、奏くん。2人を起こす方法を考え中」
「そんなの簡単だよ」
「え?」
「せい、起きて。有季がソファから落ちてる」
“バッ”
「有季!?って横にいるじゃねーか」
「ほら、ね?」
ドヤ顔でこちらを見てくる奏くん。
「おお、さすが奏くん」
「ふわぁ〜。え、皆なんでこっちみてんの?」
起きると、わたし以外の5人みんながこっちを見ていた。
「ほらね。月、僕をもっと尊敬してもいいんだよ」