君の想いは僕のもの。
「奏くん!凄いっす!俺じゃあこんな方法思い浮かばなかったよ!」
2人がこんな話をしている隙に、せいちゃんがもう1度寝ようとしていた。
「せいちゃん、ねちゃだめ」
「ふわぁ〜い」
あくびをしながら返事をするせいちゃん。
「せいちゃん、眠そうだね」
「うん……。眠たい……」
せいちゃん、本当に眠たそう。あまり眠れなかったのかな?
「わたし、帰ってもう1回寝たいんだけど」
そう言ったのは、寝起きも綺麗な莉華だ。
「そうだね、皆帰ろっか」
そうして、わたしたちの合宿のようなものは幕を閉じた。