狼男


「・・・お待たせしました。」


「・・・・・??」


何やらワンピース?ドレス?を何着か手に持って女の人が戻ってきた。


そのまま私の対面へと座って・・


「まるい探偵事務所。
秘書の椿ユカリと申します。」


「あ・・はい・・。」


名刺を差し出してきたので受け取る。

いよいよ・・採用面接が始ま・・・


「・・小松アンナさん。」


「はい。」


「私達はあなたが“元 殺人犯”でも偏見は持ちませんからご安心下さい。」


「!!!?」


「仕事に困っているようだったら、
ここで働けばいい。」


「・・・どうして・・
私の事知ってたんですか・・?」


「今朝、電話であなたの名前を聞いてから、さっきまでの間に調べました。」


「・・・・・・・・・・。」


「調べた上で、あなたを採用する事にしました。」


「え・・・・・。」


「但し一つだけ条件があります。」


「何ですか・・・?」


「経理業務の他に【探偵業務】も行ってください。

むしろ経理業務は私の仕事なので、
あなたはしなくてもいい。」

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