☆表の顔と裏の声★
私は筆談用に電子メモを与えられ、常に持ち歩きみんなと会話をしていた。
【れん、朝ごはん食べないの?】
「なになに?……うん、だって時間ないからね」
【おなか空かないの?】
「チョコ隠し持って行ってるから大丈夫!」
「何が大丈夫なのよ!見つかって怒られたら、
私達は施設の子だからって言われるんだよ!」
蓮はいつもれいに怒られている。
それを見て私はまたニコニコしていた。
【れん、朝ごはん食べないの?】
「なになに?……うん、だって時間ないからね」
【おなか空かないの?】
「チョコ隠し持って行ってるから大丈夫!」
「何が大丈夫なのよ!見つかって怒られたら、
私達は施設の子だからって言われるんだよ!」
蓮はいつもれいに怒られている。
それを見て私はまたニコニコしていた。