☆表の顔と裏の声★
中へ入ると、蓮は智子先生と臨床心理士の先生に
連れられて別室に行ってしまった。
まだ泣いていた私も、先生に支えられて自分の
部屋に向かう時、れいが小さく言った。
「七海…蓮の事見つけてくれて、ありがとぅ」
頑張って無理矢理笑顔を作ろうとしているれいを見て、私も必死に笑顔を作りながら思った。
「(どうしてだろうね……私達は、ただお父さんとお母さんのそばにいたかっただけなのに……)」
この想いが通じたのか、れいは私をきつく抱きしめると、2人で涙を流した。
「……ぅ、七海……どうしてだろぅね…」
私は頷く事しか出来なかったけど、
やっぱり想いが届いていたのかと思うと
少しだけ嬉しく感じた。
連れられて別室に行ってしまった。
まだ泣いていた私も、先生に支えられて自分の
部屋に向かう時、れいが小さく言った。
「七海…蓮の事見つけてくれて、ありがとぅ」
頑張って無理矢理笑顔を作ろうとしているれいを見て、私も必死に笑顔を作りながら思った。
「(どうしてだろうね……私達は、ただお父さんとお母さんのそばにいたかっただけなのに……)」
この想いが通じたのか、れいは私をきつく抱きしめると、2人で涙を流した。
「……ぅ、七海……どうしてだろぅね…」
私は頷く事しか出来なかったけど、
やっぱり想いが届いていたのかと思うと
少しだけ嬉しく感じた。