☆表の顔と裏の声★
私はまた病院の待合室にいた。
前回は過呼吸でダウンして、診察もカウンセリングも受けずに帰ったから。
そして今日は1人。
何かを期待しているのか、
病院へ向かう時から胸がドキドキして
手汗が止まらずハンカチを握りしめていた。
「七海ちゃん、こんにちは」
この声……
横を向くとそこには裕也が立っていて、
何故か私は嬉しくなり、にこりと笑った。
それは、考えて作ったものではなく、
自然に出た笑顔に自分でも驚いた。
(これが、私の期待していた事……?)
「今日はいい笑顔だね」
照れた私は思わず下を向いた。
前回は過呼吸でダウンして、診察もカウンセリングも受けずに帰ったから。
そして今日は1人。
何かを期待しているのか、
病院へ向かう時から胸がドキドキして
手汗が止まらずハンカチを握りしめていた。
「七海ちゃん、こんにちは」
この声……
横を向くとそこには裕也が立っていて、
何故か私は嬉しくなり、にこりと笑った。
それは、考えて作ったものではなく、
自然に出た笑顔に自分でも驚いた。
(これが、私の期待していた事……?)
「今日はいい笑顔だね」
照れた私は思わず下を向いた。