☆表の顔と裏の声★
「ねぇ七海……病院、行きたくないの?」
れいはまるで、子供の変化によく気付くお母さんのよう。
「せっかく声も出てきたんだし、またカウンセリング受けたら話も出来るようにかるかもよ」
【私もそう思う】
メモを書いて見せると、私達は顔を見合わせて
くすくす笑い合った。
「じゃあ、行きたくない理由でもあるの?」
【声を聞いてくれる人がもういないの】
「ん?声を、聞いてくれる人?病院に?」
下を向いて頷いただけなのに、
れいは何かに気付いた模様。
「ははぁ~七海……それは好きな人でしょ!?」
パッと顔を上げると、れいはニヤリと微笑み
私を見ていた。
【やっぱり!?】
「やっぱり!?って、わからなかったの!?」
今度は恥ずかしさで思わず下を向くと、
れいは少々呆れた様子で私の頭を優しく撫でた。
れいはまるで、子供の変化によく気付くお母さんのよう。
「せっかく声も出てきたんだし、またカウンセリング受けたら話も出来るようにかるかもよ」
【私もそう思う】
メモを書いて見せると、私達は顔を見合わせて
くすくす笑い合った。
「じゃあ、行きたくない理由でもあるの?」
【声を聞いてくれる人がもういないの】
「ん?声を、聞いてくれる人?病院に?」
下を向いて頷いただけなのに、
れいは何かに気付いた模様。
「ははぁ~七海……それは好きな人でしょ!?」
パッと顔を上げると、れいはニヤリと微笑み
私を見ていた。
【やっぱり!?】
「やっぱり!?って、わからなかったの!?」
今度は恥ずかしさで思わず下を向くと、
れいは少々呆れた様子で私の頭を優しく撫でた。