☆表の顔と裏の声★
「七海ちゃん何か食べたいものある?」

(た、食べたいもの……今は無性に焼肉が食べたい気分だけど、男の人と初めて食べるご飯が焼肉だなんて色気が無さすぎる気もするし……)

考えながら私の足は止まっていた。

「ん?どうした?俺とご飯は食べたくない?」

裕也の声に慌てて首を横に振る。

「じゃあ俺の食べたい所行くよ」

「はぃ…」

そして連れていってくれたのは、

焼肉屋さん!!

(私の食べたいものまで……わかっちゃうの!?)

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