☆表の顔と裏の声★
入院してから次々と病室に入ってくる人達。
お父さんの祖父母と、お母さんの祖母が喧嘩中。
警察っぽい人達はお医者さんと相談中。
「七海ちゃん、大丈夫だからね」
看護師さんだけが、私の側で優しく声かけ中。
だけど、私は声が出ない…
おじいちゃんやおばあちゃんと話も出来なくて、
警察の質問にも答えられなかった。
そしてお医者さんはみんなに、
「心因性失声症です。」と言うと、
驚いたりがっかりしたり怒ったりしていた。
「喋りたくないって事ですか!?」
「もう声は聞けないんですか!?」
「そんな事本当にあるのかね!?」
「聴取は可能ですか!?」
またみんながざわざわ騒ぎ始め、看護師さんは
私の涙を拭いてくれていた。
お父さんの祖父母と、お母さんの祖母が喧嘩中。
警察っぽい人達はお医者さんと相談中。
「七海ちゃん、大丈夫だからね」
看護師さんだけが、私の側で優しく声かけ中。
だけど、私は声が出ない…
おじいちゃんやおばあちゃんと話も出来なくて、
警察の質問にも答えられなかった。
そしてお医者さんはみんなに、
「心因性失声症です。」と言うと、
驚いたりがっかりしたり怒ったりしていた。
「喋りたくないって事ですか!?」
「もう声は聞けないんですか!?」
「そんな事本当にあるのかね!?」
「聴取は可能ですか!?」
またみんながざわざわ騒ぎ始め、看護師さんは
私の涙を拭いてくれていた。