☆表の顔と裏の声★
「良かった、焼肉好きみたいだね。美味しそうに食べて可愛いなぁ」
食べたいと思っていた焼肉を目の前にして、私はただ静かに食べていた事に気付き、恥ずかしさで思わず箸を止めた。
【ごめんなさい】
「どうして謝る?」
【私とご飯食べても楽しくないですよね】
「ねぇ七海ちゃん、スマホで会話しようか!
メモに書くより早いし楽だろ?」
【私、施設出てからスマホ持ったのでまた慣れてなくて遅いですけど】
「遅くてもいいよ。離れてても話せるし」
(離れてても話せる?)
言葉の意味を深く考えていると、
裕也は私の手からスマホを取り上げて
自分の連絡先を登録し、メッセージアプリを
インストールして私に返した。
けれど使い方が分からず不思議そうに見ていると
向かい側にいた裕也が私の隣に座り、操作の仕方
を教えてくれて一気に胸はドキドキした。
そして隣にいる裕也から初めて届いたメッセージ
【俺には七海の声が聞こえる】
スマホの画面を見た瞬間、私の鼓動はさらに速くなり裕也の顔を見ることも出来ずに俯いていた。
食べたいと思っていた焼肉を目の前にして、私はただ静かに食べていた事に気付き、恥ずかしさで思わず箸を止めた。
【ごめんなさい】
「どうして謝る?」
【私とご飯食べても楽しくないですよね】
「ねぇ七海ちゃん、スマホで会話しようか!
メモに書くより早いし楽だろ?」
【私、施設出てからスマホ持ったのでまた慣れてなくて遅いですけど】
「遅くてもいいよ。離れてても話せるし」
(離れてても話せる?)
言葉の意味を深く考えていると、
裕也は私の手からスマホを取り上げて
自分の連絡先を登録し、メッセージアプリを
インストールして私に返した。
けれど使い方が分からず不思議そうに見ていると
向かい側にいた裕也が私の隣に座り、操作の仕方
を教えてくれて一気に胸はドキドキした。
そして隣にいる裕也から初めて届いたメッセージ
【俺には七海の声が聞こえる】
スマホの画面を見た瞬間、私の鼓動はさらに速くなり裕也の顔を見ることも出来ずに俯いていた。