吐息



自分ではとても払えないような金額を、平然と払ってしまう彼に頭が上がらない。


「飛鳥さん……うぅ……ありがとうございます」


「そんなに申し訳なさそうな顔しないで。俺が、連れていきたかったんだ。たまには贅沢しないと。なりより……華、すごく綺麗だよ」


「……飛鳥さん」


ーーありがとう。


大切にされていると感じさせてくれる。


彼を知れば知るほど、どんどん好きになっていく。


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