吐息


「そうじゃねぇ、そこは手を使って……ほら、ここでもっと刺激するんだよ」

頭を掴んで、ぐっと押されて、たまらず嗚咽する。

「けほ……っ、ぅ……」

「んだよ……萎えるぜ。もういいや、四つん這いになれ」

乱暴な彼に私はただ従うだけ。

「ぁ……ァ」

後ろから打ちつける欲に、私はただ身を任せた。

身体が熱い。

頭がぼうっとする。

それでも、寒気は止まらない。


早く終わって……お願いーー。




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