吐息
不条理な世界で
この不条理な世界で、私はただ息をしている。
ーー
どうしようもなくて、
私はただ待つのも苦しくて、
とにかく何かしなければ、
何も変わらないと思った。
これが、正解だなんて思わない。
我ながら頭の悪い行動だと思う。
それでも、無理だった。
私は、アリアさんのところへ行った。
彼女が、飛鳥さんの居場所を知っている。
きっと……。