吐息


今日のお客は、居酒屋を何店舗も営む経営者の浅田さん。

彼は上客だから、失礼のないようにとお店の社長である真咲さんから言われた。

真咲さんの言うことは絶対だから、その言いつけは何がなんでも守る。

どんなプレイでも、お客の望むままにーー。



「あぁ、その声……その白い身体……最高だね。もっと……聞かせて。ほら、喘いで見せて」

「んッ……」

私のくびれを掴んでは、覗き込むようにして見つめる視線。

「歳……もうすぐ20歳なんだって? 若くてピチピチだね。こんな可愛い子を抱けるなんて……最高だよ」

男の人の粘りつくようなその目が、私は嫌い。

「っ……」

でもーー抵抗できない。

されるがままに、私は弄ばれる。


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