吐息



「あぁ、見てごらん。こんなに濡れてる。感じてるんだね。なんてイヤらしい子なんだ。これは……お仕置きしないと」

「や……めてください」

「んん? どの口が言ってるのかな?」

「ぁ……」

「もっと痛い思いしたいのかな? じゃあ……そうしてあげよう」


声の主が私の首に手を回して、力を込める。

瞬間、気道が狭まり、息ができなくなる。

くるしい。


浅田さんは、過激なプレイを好む客。



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