吐息



抵抗しようとした。

けど、眠気と身体のだるさで身体が鉛のように重い。


アリアさんの柔らかな唇が、私の心の叫びすらも奪いとる。


「やめ……て……っ」


ようやく彼女が離してくれたときには、すっかり息が上がっていた。


「ふふ、華さんの唇、甘くておいしい。つい夢中になっちゃった。ああん、そんなに涙目で見ないで。興奮しちゃう」

「っ……」

「あぁ、でもまだ終わりじゃないから、安心して。まだお楽しみはたっぷり残ってるわ。うふふ……あははははははっ」


やだ……。


いやだ、こんなの。……逃げなきゃ。


でも、あぁ、ダメ……。


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