吐息


え……なに……?


誰か、くる……?


数秒後、ドアの向こうから入ってきたのはーー。


「やぁ、華ちゃん」


なんで……?


朗らかな笑みを浮かべる男性。


その相手は、私を気に入っていつも指名する客だった。


居酒屋を経営する実業家の浅田さん。


彼は、乱暴なプレイを好む私の苦手なお客。


どうしてーー。



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