あたし×悪魔
そうすると長く続いていた唇がようやく離れた。
だが、まだあたしの唇は
とても暖かい熱を帯びている。
『ねぇ、誰?出てきてよ!!居るんなら!!』
「いいぜ。」
そう返事をされた―――――――。
そう思った瞬間―――――――。
あたしの視界は全部黒で埋め尽くされた。
『やっ・・・・・・・。』
ビックリして辺りを見回す。
『ぇ・・・。』
見渡すとあたしの目の前以外は普通の公園の景色だった。