あたし×悪魔







『あたしっ!!絶対レイのこと忘れないよ!!!』






「俺も!!」







れいはもう今にも消えそうだった。





『絶対次に会うときまで絶対絶対忘れないから!!』






「俺も、わすれねぇ。深久、俺がいなくなっても、泣くんじゃねえぞ。
これも約束。」




泣かないよ。だってまた会えるもん。



『大丈夫、任せて。』








「じゃー、またな。」






『うんっ――――。』






そうして、レイはあたしの前から消えた。










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