マネキン少女
2.それが、この子彼女が居たみたいだから離れたく無かったんじゃね!?

3.彼女て○○って雑誌の専属モデルしているるるちゃんて本当?

4.るるちゃんて誰よw


なんだか、私の話題になっている事が分かる。


て、事はヒロは本当に?


涙で、3チャンネルの文字が滲んで見える。


涙を拭き取ろうとした瞬間、ブブブと震えたスマホを着信モードに切り替えた。


「るるちゃん!!大丈夫!?」


電話の相手はマネージャー。
正直誰かにすがりつきたい程に心は、弱りきっている。


「大丈夫です……」
「ニュースは見た?」
「はい……」


見たけど、ニュースの内容を受け入れられない現実。


「るるちゃんは本当に、ヒロ君の彼女なの?」


なんで、そんな事を聞くのだろうかなんて思ったが、ヒロの彼女で有る事は私の誇りだから。


「そうですよ……」
「ちょっとまた夜電話をするけど、辛くなったら何時でも電話掛けて来ていいからね!」
「はい……」
「あまり、思い詰めない事が大事だよ!どう。大丈夫そう?」


なぜ、こんなに優しいのだろうか……。なんて、フラフラした頭で考える。


「大丈夫ですよ……」
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