マネキン少女
今日も昼休みが来たら屋上に向かう。
最近の私の屋上に居る時の視線は、扉に釘付けだ。
扉が開いたら、楽しそうな笑みを浮かべたヒロが現れる__
そんな事を想像するだけで、ポカポカとした柔らかな気持ちになれるんだ。
でも、なかなか開かない扉を眺め続けガックリするだけの日々。
ああ。
「今日も、来ないかな……」
そんな言葉をボヤいた瞬間、ゆっくりと扉が開く。
その瞬間、私の心は馬鹿みたいに騒ぎ出し、慢性的に感じていた孤独感もぶっ飛んだ。
「るるちゃん!!」
「久しぶり!」
ユリカと仲違いして以来、私に笑顔で話し掛けてくれる相手はヒロだけ__
もう、1年以上そんな日々が続いている。
ハッキリ言ってかなりキツいが、この時間が有るから生きていけるのかも知れない。
「るるちゃん。最近どうよ?」
「んー!何も無い!」
「だよな!俺もそう!生きてるのつまらねえ!!」
「そう。でも、死ぬ勇気も無いし……」
ふと、本音を漏らした瞬間驚いた表情で私を見たヒロ。
しかし、すぐにいつもの表情に戻る。
「ちょつ!るるちゃんは『死にたい』とか考えちゃったりするのー?」
最近の私の屋上に居る時の視線は、扉に釘付けだ。
扉が開いたら、楽しそうな笑みを浮かべたヒロが現れる__
そんな事を想像するだけで、ポカポカとした柔らかな気持ちになれるんだ。
でも、なかなか開かない扉を眺め続けガックリするだけの日々。
ああ。
「今日も、来ないかな……」
そんな言葉をボヤいた瞬間、ゆっくりと扉が開く。
その瞬間、私の心は馬鹿みたいに騒ぎ出し、慢性的に感じていた孤独感もぶっ飛んだ。
「るるちゃん!!」
「久しぶり!」
ユリカと仲違いして以来、私に笑顔で話し掛けてくれる相手はヒロだけ__
もう、1年以上そんな日々が続いている。
ハッキリ言ってかなりキツいが、この時間が有るから生きていけるのかも知れない。
「るるちゃん。最近どうよ?」
「んー!何も無い!」
「だよな!俺もそう!生きてるのつまらねえ!!」
「そう。でも、死ぬ勇気も無いし……」
ふと、本音を漏らした瞬間驚いた表情で私を見たヒロ。
しかし、すぐにいつもの表情に戻る。
「ちょつ!るるちゃんは『死にたい』とか考えちゃったりするのー?」