マネキン少女

「ありがとう！がんばってみるよ！！」
「うん！」


ユリカとは夢を語る仲になった。


アイドルにモデル＿＿。私達は、似た夢を持っている。


だからか、ユリカと喋るのは凄く楽しい。


ユリカと仲直りしてから、あっという間に2週間が過ぎていた。


何も無く平和な毎日。
今日もユリカと過ごす変わらない日常。


「ねえ、るるちゃん！」
「ん？」
「私ね……。好きな人が出来たの……」


頬を赤らめてそう言葉にするユリカはまさに女の子そのもので、凄く魅力的に思える。


「いいね！」
「明日、その人に遊ばないかって誘われたんだあ！！」
「そうなんだ！良かったね！！」
「明日は、るるちゃん。モデルのレッスンだよね？」
「うん、そうだよ！」
「そっかあ。るるちゃんも一緒に来てくれたら心強かったんだけどな……」


ユリカが本気で凹んでいるのが、分かる。


レッスンは真面目に受けたかったけど、1日くらいならサボっちゃっても良いよね＿＿


「私も、行くよ！明日はレッスン休む！」
「えっ！いいの！？」
「うん！」
「私明日告白しようと思ってたの！！るるちゃんが着いて来てくれるのなら心強い！！」