マネキン少女
ユリカは酷い振られ方をしたから、新しい恋が出来て良かったと思う。
次こそ告白が上手くいきますように__
死ぬ程そう願う。
♢♢♢
昼休みがやって来て屋上に日課のように向かう。
そう言えば、ユリカと仲が悪くなった時にヒロが気付いてくれたっけ……。私の事を見ていてくれている事が嬉しい。
私は学校がある日は毎日のようにここ(屋上)に通って居るが、ヒロとは1週間に1、2度会うくらいだ。
今日は会えるだろうか__
そんな事を考えて、ドキドキしていると屋上の扉が開く。
「おー!るるちゃん!おひさ!」
「久しぶりだね!あのね……」
「ん?」
「ユリカと仲直り出来たよ!!明日、一緒に遊びに行くの!!」
「良かったな!!」
まるで自分の事のように喜ぶ、ヒロの無邪気な笑顔にやられてしまう。
「うん……」
「じゃあ、俺はこれで!」
「あの……」
「ん?」
「また、ここで話そうね……」
「当たり前だろ!!」
にいーと笑うと屋上から出て行った。
その後を追い掛けるように教室に戻ると、一日をこなした。
家に帰り、明日の為の準備を済ます。
ユリカの好きな人って、どんな人だろう。
そう考えただけで、ドキドキが止まらない。
次こそ告白が上手くいきますように__
死ぬ程そう願う。
♢♢♢
昼休みがやって来て屋上に日課のように向かう。
そう言えば、ユリカと仲が悪くなった時にヒロが気付いてくれたっけ……。私の事を見ていてくれている事が嬉しい。
私は学校がある日は毎日のようにここ(屋上)に通って居るが、ヒロとは1週間に1、2度会うくらいだ。
今日は会えるだろうか__
そんな事を考えて、ドキドキしていると屋上の扉が開く。
「おー!るるちゃん!おひさ!」
「久しぶりだね!あのね……」
「ん?」
「ユリカと仲直り出来たよ!!明日、一緒に遊びに行くの!!」
「良かったな!!」
まるで自分の事のように喜ぶ、ヒロの無邪気な笑顔にやられてしまう。
「うん……」
「じゃあ、俺はこれで!」
「あの……」
「ん?」
「また、ここで話そうね……」
「当たり前だろ!!」
にいーと笑うと屋上から出て行った。
その後を追い掛けるように教室に戻ると、一日をこなした。
家に帰り、明日の為の準備を済ます。
ユリカの好きな人って、どんな人だろう。
そう考えただけで、ドキドキが止まらない。