マネキン少女
トイレから出ると、ユリカの好きな人の友達がクレープを奢ってくれた。
「ありがとうございます……」
それだけ言うと、手に取り口に運ぶ。
甘くて美味しい。甘い物を食べるのは何時ぶりだろうか。
「るるちゃん!美味しい?」
「あ、美味しいです!奢ってくれて、ありがとうございます!!」
「タメ口でいーよ!」
「はい」
「ねえ、俺みたいな男ってどう思う!?」
その質問は困る。
「大人だなって思いますよ!!」
「大人の彼氏は良いよ!るるちゃん、俺と付き合わない!?」
なんだろう。この軽いノリ__
「今は、好きな人が居るので……」
こんなの、断る為の言い訳だ。なのに、ヒロの顔が浮かぶ私はどうしちゃったのだろう。
「え!俺じゃ駄目!?」
いい大人が、中学生相手に何を言っているのだろう。しかし、ユリカの好きな人の友達だから悪態をつく事なんて出来ない。
「もっと、良い人が居ますよ!!」
「もう、3年以上彼女居ないの!お願いだから、るるちゃん付き合ってよ!!」
駄目だ。この人と喋ると頭が痛い。
こんな事を言っては失礼だが、彼女が欲しいという必死さが痛い程伝わってくる。
「ありがとうございます……」
それだけ言うと、手に取り口に運ぶ。
甘くて美味しい。甘い物を食べるのは何時ぶりだろうか。
「るるちゃん!美味しい?」
「あ、美味しいです!奢ってくれて、ありがとうございます!!」
「タメ口でいーよ!」
「はい」
「ねえ、俺みたいな男ってどう思う!?」
その質問は困る。
「大人だなって思いますよ!!」
「大人の彼氏は良いよ!るるちゃん、俺と付き合わない!?」
なんだろう。この軽いノリ__
「今は、好きな人が居るので……」
こんなの、断る為の言い訳だ。なのに、ヒロの顔が浮かぶ私はどうしちゃったのだろう。
「え!俺じゃ駄目!?」
いい大人が、中学生相手に何を言っているのだろう。しかし、ユリカの好きな人の友達だから悪態をつく事なんて出来ない。
「もっと、良い人が居ますよ!!」
「もう、3年以上彼女居ないの!お願いだから、るるちゃん付き合ってよ!!」
駄目だ。この人と喋ると頭が痛い。
こんな事を言っては失礼だが、彼女が欲しいという必死さが痛い程伝わってくる。