皇帝陛下、今宵あなたを殺害いたします―復讐するのに溺愛しないでください―【コミカライズ原作】
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そこから顔を合わせない日が少しばかり続いて、四日後。

ここのところ、食事を共にする時間もままならなかった彼が、夕食後散歩へと連れ出してくれた。


「――少しだけ風が冷えるな⋯⋯寒くないか?」

「ええ、平気」


夏期は終わりに近づき、以前よりもひんやりした夜風がふたりのローブを揺らす。


「お前は寒くないのか⋯⋯?」


ふと、足を止めたルイナードの大きな手が、気遣わしげにオフホワイトのドレスの上から、優しくお腹を撫でる。


「この子は温かい中にいるから大丈夫よ、ふふっ」

「そうか。ならよかった」


先日、六ヶ月となったお腹はどんどん膨らみ、このごろローブを羽織っていてもこんもりと、顔を出すようになってきた。

お腹の赤ちゃんにも慈しむような愛情を注いでくれるルイナードに、自然と笑みが深まる

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