Crush~いつも君を想う~
「えっ…!?」

「何これ…!?」

封筒の中から取り出したそれに私たちは驚いた。

中に入っていたのは、1枚の写真だった。

その写真には私と林太郎さんが一緒に写っていて、
「一果さんが写っている方がズタズタにされてるって…」

林太郎さんは呟いた。

彼の言う通り、私の写っているところだけがズタズタに切り裂かれていた。

「一体、誰がこんなことを…?

と言うか、誰が一体こんなものを送ってきたんだ…?」

林太郎さんは信じられないと言うように震えていた。

「私、まだここに住むことになったことを誰にも言ってないし、誰かに教えた覚えもないんだけど…」

私がそう呟いたら、
「俺もまだ誰にも…と言っても、言う相手もいなければ教える相手もいないんだけど」
と、林太郎さんは言い返した。
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