Crush~いつも君を想う~
第6章*夫婦時代
6-1*思い出はいつまでも
「――ッ…」
閉じていた目を開けると、両手を上にあげて躰を伸ばした。
4月の終わりの昼下がり、温かな日差しが差し込んでいる部屋の中でうたた寝をしていたことに気づいた。
横になっていた躰を上半身だけ起こすと、頭のうえに置いてあったアルバムを覗き込んだ。
「結婚式、よかったな…」
アルバムには、結婚式と披露宴に撮った写真がたくさんあった。
去年の今頃はもうすぐ行われる結婚式に林太郎さんと一緒に胸を膨らませていた。
あれから1年、あっと言う間だ。
紋付き袴姿の林太郎さんと白無垢姿の私が一緒に写っているその写真を見ながら、私はフフッと笑った。
三々九度のやり方がわからなくて林太郎さんと一緒に困っていたら、それに気づいたスタッフさんがやり方を教えてくれたんだっけな。
閉じていた目を開けると、両手を上にあげて躰を伸ばした。
4月の終わりの昼下がり、温かな日差しが差し込んでいる部屋の中でうたた寝をしていたことに気づいた。
横になっていた躰を上半身だけ起こすと、頭のうえに置いてあったアルバムを覗き込んだ。
「結婚式、よかったな…」
アルバムには、結婚式と披露宴に撮った写真がたくさんあった。
去年の今頃はもうすぐ行われる結婚式に林太郎さんと一緒に胸を膨らませていた。
あれから1年、あっと言う間だ。
紋付き袴姿の林太郎さんと白無垢姿の私が一緒に写っているその写真を見ながら、私はフフッと笑った。
三々九度のやり方がわからなくて林太郎さんと一緒に困っていたら、それに気づいたスタッフさんがやり方を教えてくれたんだっけな。