Crush~いつも君を想う~

1-4*2人が結ばれる時

その夜。

「何でバラしちゃったのよ!?」

メッセージで全ての事情を読んで知った千世ちゃんから連絡がきた。

「だって、もうこう言うのはよくないよ!

早かれ遅かれ、いつかはバレることなんだから!」

そう言い返した私に、
「もうそっちへは一生帰らないつもりだったのに…」

千世ちゃんは息を吐いた。

「おじさんとおばさんからもう連絡がきたかと思うけど…明日千世ちゃんがこっちに帰り次第、このことを『ながはま屋』へ謝りに行くって」

「あー、もうわかったわよ!

帰ればいいんでしょ!

明日の朝一番にそっちに帰って『ながはま屋』へ菓子を持って謝りに行けばいいんでしょ!」

何クソだと言わんばかりに千世ちゃんが叫んだので、私はスマートフォンを耳から離した。
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