Crush~いつも君を想う~
第2章*恋人時代
2-1*密かな悩み事
季節は夏になった。
私は“本條一果”として体験工房『桜楽』を継ぐことになり、そのためにそこで働くことになった。
千世ちゃんは“河野千世”として、今の職場で正社員として働いている。
老舗呉服屋『ながはま屋』の若旦那こと長濱林太郎さんとの結婚を前提にした交際は順調だ。
例年より2日早いと言う梅雨明けを迎えたその日、私は林太郎さんとデートをしていた。
今年の3月にオープンした和風カフェで、彼との時間を楽しんでいた。
私は抹茶クリームあんみつを、林太郎さんは抹茶白玉パフェを頼んで、それらを美味しいと言いあいながら食べていた。
「デパートのイベントにですか?」
そう聞き返した私に、
「はい、2週間ほどですが『成田屋』の夏イベントに参加することになりました」
林太郎さんは答えた。
私は“本條一果”として体験工房『桜楽』を継ぐことになり、そのためにそこで働くことになった。
千世ちゃんは“河野千世”として、今の職場で正社員として働いている。
老舗呉服屋『ながはま屋』の若旦那こと長濱林太郎さんとの結婚を前提にした交際は順調だ。
例年より2日早いと言う梅雨明けを迎えたその日、私は林太郎さんとデートをしていた。
今年の3月にオープンした和風カフェで、彼との時間を楽しんでいた。
私は抹茶クリームあんみつを、林太郎さんは抹茶白玉パフェを頼んで、それらを美味しいと言いあいながら食べていた。
「デパートのイベントにですか?」
そう聞き返した私に、
「はい、2週間ほどですが『成田屋』の夏イベントに参加することになりました」
林太郎さんは答えた。