Crush~いつも君を想う~
「『ながはま屋』のことも知りたいですし」

林太郎さんと結婚するからには、彼の仕事のこともちゃんと知っておきたい。

交際を始めてから日が浅いとは言え、知りたいことや理解しないといけないことがたくさんある。

「それじゃあ、よろしくお願いします」

林太郎さんはペコリと小さく頭を下げた。

「ですが、あまり無理をなさらないでくださいね。

本当に都合のいい時で構いませんので」

「はい、わかりました」

私たちは微笑みあうと、また食べ始めた。

和風カフェを後にすると、その辺をブラブラと歩いたり、気になった店の中に入って見て回ったりして、林太郎さんとの時間を過ごした。

「それではまた」

「はい、さようなら」

駅前で林太郎さんと別れたところで、デートは終了した。
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