Crush~いつも君を想う~
「大丈夫だってば!

だって私たち、顔も背格好もよく似てるじゃない!」

千世ちゃんの言う通りである。

私の父親と千世ちゃんの父親が双子の兄弟と言うこともあってか、私たちは子供の頃から双子のようによく似ている。

だけども、
「そ、そんなの無理だって!

いくら似ているとは言え、絶対にバレるに決まってるって!」

私は言った。

「あの人たち、未だに私と一果の区別もつかないじゃない」

「そ、そうだけど…」

だからと言って私を身代わりにするのはどうだろうか?

「大丈夫よ、一果の身代わりは私がやるから!」

「えっ?」

またも口に出てきたそのとんでもない発言に、私はまた耳を疑った。

「わ、私の身代わり…?」

それはどう言うことなのでしょうか?
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