Crush~いつも君を想う~
「久しぶりにみんなの顔が見れてよかった。

林太郎さんの自慢もちょっとしちゃったし」

エヘヘと笑った私に、
「本当に、その人のことが好きなんだな」

牧田くんは言った。

「うん、好きだよ」

そう返事をした私に牧田くんはうつむいた。

「牧田くん?」

何でうつむいたのかよくわからなくて声をかけたら、
「文化祭の後でちゃんと告白をしていたら、何かが変わっていたのかな…」
と、牧田くんはそんなことを呟いていた。

「えっ?」

そう言えば、私のことが好きだったとか何とかそんなことを聞かされたな…。

牧田くんと目があった。

「ーーッ…!」

私が顔を覗き込んでいたことに驚いたのか、牧田くんはまたうつむいた。

顔をあげたり、うつむいたり、忙しいな。
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