八木澤くんは不器用に想う



「八木澤くん…?」



「……好きだよ」



「……うん」




お互いの“好き”を確かめるように、ぎゅっと強く抱き合った。




「……って、こんなとこお父さんに見られたら卒倒しちゃうね」



「……だな」



「あの…八木澤くん」



「ん?」





「デートのリベンジ、しませんか…?」





< 252 / 286 >

この作品をシェア

pagetop