素直になりたい。
12月になれば、一気にクリスマスムードになる。

私の最寄り駅の桜の木にも電飾がつき、

イルミネーションを見に来るカップルで連日賑わいを見せていた。

そんな中、私は期末テスト勉強に励んだ。

バイトは休ませてもらい、学校が終わるやいなやスーパーに寄ってカフェイン入りの紅茶を買い、家に帰る日々が2週間ほど続いた。


「ねぇ、直ちゃん、最近めっちゃ紅茶飲んでない?大丈夫?」

「大丈夫です。紅茶飲むと体が暖かくなりますし、カフェイン効果で眠くもならないので一石二鳥です」

「そう?でも、ほどほどにね。なんでも良さそうに思えて裏があったりするから」

「そうですか?祐希さんって、疑り深いんですね」

「いやいや、これは祖母の教え。ただより安いものはないとか言うじゃない。それと同じようなものよ。だから、直ちゃんも気を付けてねってそういうこと」

「はい、分かりました」


でも、紅茶には何も害は無さそうだし、きっと大丈夫だと思う。

私は紅茶を信じてみる。

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