素直になりたい。
その言葉に打ちのめされ、私はしばらくその場を動けなかった。

バイバイを言われたのも、

またねを言われたのも、

覚えているんだけど、

何かが足りない。

私の心にあったはずの

大切なものを

私は自ら

手放してしまっていた。

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