素直になりたい。
そう、1人でもんもんと考えていると、部屋のドアがノックされ、祐希さんが入ってきた。
「新大くん、無事着いてぐっすり眠ってるって。じゃーん!寝顔、送ってもらったゃった!ってか、新大くんて超イケメンだよね?直ちゃんは新大くんと一緒に過ごしててなんとも思わないの?」
思わないことはない。
常に何かを思ってる。
櫻庭に対して何かを感じてる。
実をいえば、練習を盗み見たりしてた。
どこで何をしてるのか、再会してからというもの、ずっと気になっていた。
復讐のタイミングを見計らうために櫻庭の観察を始めたのに、いつしかやめていた。
これ以上、知ってはいけない気がして。
知ってしまったら、戻れない気がして。
なんでこんなに知りたくなるのか分からないけど、
ただ怖くて。
なんだか、すごく怖かった。
だから、私は櫻庭から遠ざかって。
でも、なぜか近付いてしまって。
知りたいし、知りたくない。
近づきたいし、遠ざかりたい。
そんな矛盾した感情がずっと私の中にあって、
ごちゃ混ぜになって
制御不能になって
それで今、
何も分からなくなった。
櫻庭に対する感情が
見えなくなった。
いや、消えたの?
消えてどこにいったの?
一体、どこに?
「新大くん、無事着いてぐっすり眠ってるって。じゃーん!寝顔、送ってもらったゃった!ってか、新大くんて超イケメンだよね?直ちゃんは新大くんと一緒に過ごしててなんとも思わないの?」
思わないことはない。
常に何かを思ってる。
櫻庭に対して何かを感じてる。
実をいえば、練習を盗み見たりしてた。
どこで何をしてるのか、再会してからというもの、ずっと気になっていた。
復讐のタイミングを見計らうために櫻庭の観察を始めたのに、いつしかやめていた。
これ以上、知ってはいけない気がして。
知ってしまったら、戻れない気がして。
なんでこんなに知りたくなるのか分からないけど、
ただ怖くて。
なんだか、すごく怖かった。
だから、私は櫻庭から遠ざかって。
でも、なぜか近付いてしまって。
知りたいし、知りたくない。
近づきたいし、遠ざかりたい。
そんな矛盾した感情がずっと私の中にあって、
ごちゃ混ぜになって
制御不能になって
それで今、
何も分からなくなった。
櫻庭に対する感情が
見えなくなった。
いや、消えたの?
消えてどこにいったの?
一体、どこに?