素直になりたい。
私は今日人生初のデートに出かける。
祐希さんに言われた通り、王道のワンピースコーデで参戦し、
メイクも王道のナチュラルメイク。
少しだけラメが入っているアイシャドウを祐希さんに着けてもらい、少しばかりいつもと一味違うイメージになった。
前日にパックもしたし、良い女を気取って半身浴もしたし、朝ご飯はスムージー。
うん、これで全てやり遂げた。
あとは最難関のあれを突破出来れば...。
「どう?歩けそう?」
「まぁ、はい。なんとか」
「これでトータルコーデだからね。とりあえず1日、いや、半日?これで頑張って」
「はい、ありがとうございます」
祐希さんが持っていた白いパンプスを借りることになったのだけど、正直これはかなりヤバそう。
途中で心折れた時のために密かにスニーカーを仕込んでいくことを誓った。
「じゃあ、ワタシは行くね。今日はごゆっくりお楽しみ下さい」
「は、はい」
「なんなら、押し倒されちゃってきてもいいからね。ふふっ」
「ちょ、ちょっと祐希さんっ!」
祐希さんは頬をゆるゆるにしながらも、いつも通りの時間に出てしまった。
祐希さんに言われた通り、王道のワンピースコーデで参戦し、
メイクも王道のナチュラルメイク。
少しだけラメが入っているアイシャドウを祐希さんに着けてもらい、少しばかりいつもと一味違うイメージになった。
前日にパックもしたし、良い女を気取って半身浴もしたし、朝ご飯はスムージー。
うん、これで全てやり遂げた。
あとは最難関のあれを突破出来れば...。
「どう?歩けそう?」
「まぁ、はい。なんとか」
「これでトータルコーデだからね。とりあえず1日、いや、半日?これで頑張って」
「はい、ありがとうございます」
祐希さんが持っていた白いパンプスを借りることになったのだけど、正直これはかなりヤバそう。
途中で心折れた時のために密かにスニーカーを仕込んでいくことを誓った。
「じゃあ、ワタシは行くね。今日はごゆっくりお楽しみ下さい」
「は、はい」
「なんなら、押し倒されちゃってきてもいいからね。ふふっ」
「ちょ、ちょっと祐希さんっ!」
祐希さんは頬をゆるゆるにしながらも、いつも通りの時間に出てしまった。