青春の花は素顔に咲く

「さあさあそろそろ座らないと。昼休み終わるよって、あれ? 芽以。なんか騒がしくない?」
「確かに、騒がしい気がするね美也子」
「なんだろう? 担任っぽい声がするね」
「誰かと言い争ってる? で帰ってく感じ」
「……なんなんだろうね」

(なんか嫌な予感しかしないけど)

 大丈夫……だよね?
 そう信じていたけれど。

 帰宅後、その期待はやっぱり裏切られるのであった。
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