物事は計画的に。


父が爆弾発言をしてから、数日間。
何事もなかったかの様に日々の生活と変わる事なく、いつも通りで呑気な私は忘れていた。
大学に行き、図書室により、本屋さんに立ち寄ったり市の図書館に行ったり。
時には友人と他愛ない話をして盛り上がる。
そんなごく普通の学生生活を送っていた。

「おはよう。
 椿、今日だけど変更なしだからそろそろ出発するぞ」

は!!そうだった?
今日だったの忘れたよ。。。
知ってたら友だちの家にでも逃走してたのに。
は!!
まさか。 
ママは私が忘れてるのに気付いて何も言わなかったとか……?最悪だ。。。

「あ!忘れてた。
 ママ、教えてくれても良かったのに!」

またまた、現実逃避かな。。。
本の世界は私の癒しの場所。。。
頭の中を映画館の様に映像化する。
< 10 / 193 >

この作品をシェア

pagetop