物事は計画的に。
さてと。今のところ計画通りだな。
スマホで計画表を確認して、これから椿にどうすれば僕の気持ちに向き合ってくれるか考える。
「お、お待たせしました。」
来たか。
「うん。時間通りだな。
ここで話すと目立つから家に帰るぞ。」
「……はい。。。」
全く。
顔に出てるぞ!
悪いがこんなチャンスをみすみす逃してやれる程、優しい男ではない。
家に着くまでに覚悟を決めることだな。
逃がすまいと手を握り、自転車が気になるが後で取りに行こう。
図書館には悪いが。
オートロックを片手で開け、半ば強引に椿を部屋に入れる。
「んっ、」
はぁ。。
ヤバい。
声、可愛い。
靴を脱いでいた椿の顎を掴み上を向かせ、唇を奪うーーーーーー。
柔らかい。小さな唇に夢中になってしまった。
椿、僕の真剣な気持ち受け取ってくれと願いながら。
「ふぁ。。。」
「僕の気持ち分かるかな?
椿は何で僕に内緒で図書館で働いていた?」