物事は計画的に。

12、懐かしいひととき


12、懐かしいひととき

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「椿!遅いぞ!
 どうせ遅くまで本を読んでたんだろ!」

だって、続きが気になるんだもん。

                     
                     

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「なあ、椿。
 高校は別になるけど俺たちの関係は今まで通りだからな!」

                    
うん。ありがとう。
お互い頑張ろうね!

                    

                    
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「椿は大学どこ受けるか決まった?
 …大学は寮があるところにしようと思ってるんだ。
 住んでるところが離れ離れになっても椿に何かあったら直ぐに駆けつけるから遠慮なんてするなよ!」
                  
グスングスン……
「うん。誠は夢に向かって頑張ってね!
 こっちに戻って来るときは連絡して。」
                    


                    
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「やったぞ!椿!!
 第一希望、受かった!!
 あんなガキだった俺たちも春から社会人って不思議だな。
 職場で嫌な事があったら一人で悩むなよ!」

誠、おめでとう!!
小さい頃からずっと決めてた夢が叶うって凄いね!!




    
懐かしい夢を見た。





君がいなかったら、今の私はいない。






          
誠、ありがとう。。。





    
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