物事は計画的に。
意外な提案に少し驚きはしたものの、ほうじ茶は好きだからまあ、いいかと納得した。
「岳さん、ほうじ茶気に入ってくれてたんですね!
私はコーヒー派なのかとばかり思ってました。」
それならばと思いお湯を沸かし茶葉の準備をする。
ほうじ茶を飲みながら本でも読もうかな!
「もちろん、コーヒーも好きだが家ではしばらくほうじ茶にする。」
ふふふ。
岳さん、ほうじ茶にハマったのかな?
報告することがあったんだ!!…
「あっ!あの…同窓会の事ですが今のところ参加出来るか分からないので保留にしてもらいました。」
「保留?
参加出来るか分からないのだから、欠席すると言えなかったのか?」
「参加出来るかも知れないなら保留にしておくと言われまして。駄目ですか?」
何故か同窓会の参加に前向きじゃないんだよね。
いつ、お休みを取るかも不確かなのに参加出来る可能性を残してしまったからかな?
「椿、正月休みは家族で過ごすものだろ?
同窓会はこれからも開催するだろうし今回は大事な話し合いだってあるんだから、もし、帰省しても同窓会の参加は厳しいと思うが。」
あ!もしかしてあの事?
「私ってば、誠からの久しぶりの連絡ですっかり……ごめんなさい。
そうですよね。
両家の両親も帰省してくるのを楽しみに待っているのに。。。」