物事は計画的に。

とうとう、この日がやって来たらしいな。


きっと、幼馴染み君の頼み事だから喜んで引き受けるだろうな。
どうやって、断らそうか……

椿は今、妊娠初期。大事にしないといけない時期だがお腹が目立たないせいか何でも今まで通りにしていいと考えてそうなんだよな。
何度言っても何度説明しても全く椿は言うことを聞かない。


「ははは。
 なら、僕も一緒に行けばいい話じゃないか。
 そのプランにしよう。
 僕も一度、彼と話したい。」

「んん?…岳さん?
 …おはよう、ございます。
 今何時だろ~?」


乾いた笑い声と掠れた声に椿を起こしてしまった。
時間が気になるらしく、スマホを確認する。。


大丈夫。
いつでも、準備は出来ている。


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