物事は計画的に。
この話をどうにか終わらせたいと願い、岳さんに目配せをする。
それに気付いたのか岳さんが話始める。
「いえいえ。
お義母さん、ご心配しなくても大丈夫ですよ。
一緒に住むようになってからお義母さんが心配になってしまう気持ちは良くわかりますけど。
椿さんにはいつも楽しませて貰ってますから。」
「やっぱりね!
ママが思った通りでしょ?」
「・・・。」
……助け船として受け取っていいんだよね?
褒めてるのか貶してるのか怪しい箇所はあったけど見逃そう。
「椿ちゃん、こんな可愛げの無い人と結婚してくれてありがとうね~
昔っからこんな性格だから、早く椿ちゃんが大きくなって一緒に買い物とか行きたいなって思ってたの!
私はね。女の子が欲しかったから椿ちゃんがお嫁さんに来てくれるって分かった時点で娘だと思ってるから、岳に何かされたら直ぐに相談してね。」
「お義母さん!!
ありがとうございます!!」
お義母さま、素敵過ぎませんか?
母と岳さんには今後、弱味を握られないようにと固く誓った。