物事は計画的に。
夕食は父とお義父さんもご一緒するとのことで六人で食卓を囲んだ。
相変わらず仲の良い両親たちに妊娠をしたからか、見方が変わり私もこんなお友だちが出来たらいいな。なんて考えてしまう。
"夕食後にリビングで妊娠の事を話そう"と岳さんと話し合ったのでまだかまだかと、そわそわしてしまう。
どんな反応するかな?
喜んでくれるかな?
一人で久しぶりの自室の本棚の前で何を読もうか悩んでいても、徐々に四人のリアクションが不安になり心配になってきた。
トントン。
「椿。入るぞ。
そろそろ、いい?
お義母さんがコーヒー入れるからリビングに戻っておいでって。」
「お母さんたちの反応がだんだん怖くなってきて、緊張してきちゃいました。」
「大丈夫。」
"大丈夫"いつだったかも言ってくれた言葉に魔法がかかる。