物事は計画的に。
桜井のお子さんがほっぺたをポンポンしていたら彼女が目を覚ましたので、再度自己紹介をする。
桜井のお子さんも「ぼく、ゆうくん~」と自己紹介をしてくれた。
夕飯の準備をするとの事で、椿と優季さんがキッチンに行き、子どもたちは俺と桜井に任された。
桜井に抱かせたくないが、男の子と女の子の違いがどうのとか言って煩いので仕方なく抱っこさせてあげた。
「やっぱりじゃんな~
椿ちゃんの赤ちゃん可愛いなあ~
ほら!優真、いろはちゃんだぞ~
可愛いなあ~」
「そろそろ、いいか?」
「は?
まだ、1分いや、30秒も抱っこしてないけど。」
「いや。
この会話中に2分は経過した。」
嫌々と仕方ないなが含まれた呆れ顔でいろはをかえしてもらった。
"パパの抱っこがいちばん落ち着く"といろはが思っているに違いないと親バカなのかも知れない事に気が付いた。