物事は計画的に。

「は?
 おい、変な言い掛かりやめろよ!
 椿が勘違いするしいろはの教育上、良くない話だが。」

全力で否定をして、いろはの耳をそっと優しく抑えて聞こえない様にする。

(ごめんな。急に聞こえなくなって不安だよな。)

「で、椿ちゃんに似てる?」

ったく、この期に及んで。
仕方ない。
期待に応えてあげるか。

「うん。
 まあ、似てるんじゃない?
 椿の両親は俺寄りなんじゃないかなって言ってるけど。
 俺の両親は椿似じゃないかって話してて、どちらの良いところを受け継いだって事で話は纏まっている。」

「まじか!
 椿ちゃんの赤ちゃんの頃ってあんな感じなんだあ~
 宮下が一目惚れしちゃうの分かるわ~
 ぷにぷにの柔らかい肌に真っ白な綺麗な肌、目は二重でぱっちりしてて、お口も小さくて可愛いって!!
 お嫁さんにあげれないじゃん~」

は?
お嫁さん?
何を言っているんだ?
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