物事は計画的に。

は？
むしろ、冗談でもやめてくれ。
冗談でも全くもって笑えないこの話題から避けたいと考えていると、「ぉギャー～」といろはが泣いてしまった。

「いろは。ごめんね～
　こわいはなしちゃったから、びっくりしたよな～
　パパがいるから大丈夫だぞ～」
と声をかけ、桜井を思いっきり睨んでやった。

パタパタ…パタパタ…
キッチンから椿が急いできたと思ったら耳許で「いろは、おっぱいの時間です。」と囁いたので、桜井一家をリビングで待たせ寝室へ行く。

ガチャンーーーー。
「さっきまで、寝ちゃったからお腹すいたね～」

椿がいろはに授乳をする姿が好きだ。とは口には出せないがとても愛おしく微笑ましいこの姿に心底癒される。

いろはは哺乳瓶のニップルが苦手らしく、口に入れる嫌々と口から出してしまい、全く飲んでくれない。
個性だからと椿は椿で全く気にしていないが、哺乳瓶のミルクを飲めたら僕が出来る事が増えるのだが。