物事は計画的に。
あれは、確か、小学校3年生か4年生……の時。
母からそろそろお友だちと自転車使って図書館に行っていいと許可がおりたとき。
ランドセルは赤だったなあ。
「椿、今日はお客様が来ること忘れてないわよね?」
母からのいきなりの発表に朝から狼狽える。
えっ!いきなり、、、
そんな予定あったっけ?
お友だちと遊ぶ約束しちゃったな。
図書館行くって言わなかったっけ?
「えっ!!そうだっけ。
今日は誠と約束しちゃったよ。
それって私がいなきゃだめ?」
「だめに決まってるでしょ。
誠君には悪いけど別の日にしてもらいなさい。」
何とも無理やりな考えの母。
どうやって断ろうか。
「え~図書館に行くだけなの。
予約した本が今日までだから、それを借りたくて。
だめかなあ?
直ぐに帰るから。
ママ、お客様って何時に来るの?」
今、流行っているテレビでもアニメ化している本がやっとの事で借りられるのに!!
ずっとずっと待ってたんだよ。
母だって早く順番回ってくるといいねって言ってたのに忘れてないよね?
まさかの母の発言でびっくりした。
「昨日の夜にお客様の事も話したし、何か用があったら別の日にってあれほど言ったのに。
椿は何を聞いてるの?」
地雷を踏んだ②
こういう時のママは私の質問はスルー
「うう。
それについては、ごめんなさい。
それで何時に来るの?」
こういう時の母はいじわるだ。