物事は計画的に。

母のいじわる作戦はまだまだ続くよ。
何処までも……。 
ちなみにこれでも私は一人娘です。

「それも昨夜話しました。
 ねぇ?本を読むことはとても良い事だからやめろとは言わないけど、人の話を聞けないようなら、ママにも考えがあるわよ?」 

『考えがあるわよ?』
脅しかな?これって脅しじゃん!!

「うっ、、、ん。
 ごめんなさい。」
 
地雷を踏んだ③
こういう時のママはとにかく、しつこい。
しつこくて面倒だからとりあえず、ごめんなさいを言うのが正しいです。

「学校の授業中も先生の話を聞けてるのか心配になってきたわ。
 ちゃんとノート取ってるわよね?」

直球なんだかカーブなんだかって。
はあ。図書館の話をしてるのに!

「それは聞いてるよ。
 黒板もちゃんとノートに写してる。
 昨日はたまたまだと思うから。」

もうね、逆に聞こえなくなるよ。
本当にママはしつこい。。
この心の声が聞こえたら外出禁止とか言われそうだな。
ははは。いわゆる笑うしかないってやつかな。

「本当かしら?」

「、、、、、。」

黙るしかなくなった。
私の負けだよ、ママ。
だってさ、ママに勝てる分けないじゃん!!
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